良い旅を

旅と珈琲、読書を偏愛する者。

DaiGoさんの「意志力」についての本が、予想の斜め上を行く面白さだった件

最近よく聞かれるワード、意志力。英語ではwillpowerと呼びます。
意志力は目に見えないもので指標もありませんが、なんとなく経験則でわかるものだったりもします。
決断を実行に移す力がその日の気分で大きく変わるのも、意志力に依存しているそうです。
意志力が集中力に繋がることを論理的に説明し、その力を維持向上するためにはどうしたら良いのかをDaiGoさんは下記の本で語っています。

自分を操る超集中力

自分を操る超集中力

 

 書店に足を運ぶと大量のDaiGo本が平積みされていますが、私はこれまでスルーしていました。なんというか、どこにでもある自己啓発本の1つだと思っていたので。

しかし、実際に目を通してみると、内容は目から鱗の連続、腹落ちする文章だったのでシェアさせていただきます。

以下メモ書きのように備忘録を書きなぐっていきます(笑)

意志力とその源泉

人間と動物の違い、人間を人間たらしめているのは前頭葉の大きさである。
そして、Willpowerの出どころは前頭葉ただ1つである。
つまり、まったく関係のない決断や行動でもwillpowerは同じ引き出しから消費されるということです。
これを私たちの日常で置き換えると、仕事がうまくまわらなかったときに、家族とのプライベートの時間をないがしろにしてみまったり、恋人にいつも以上にきつく当たってしまう、などが言えます。
意志力は行動の種類にかかわらず同じ場所から消費されるという仮定が成り立つのであれば、上に書いた出来事はとても自然なことだと筆者は言います。
悪いことが立て続けて起こることは、まさに意志力の低下が招いていたことだったんですね。

意志力の維持向上

では、その意志力を維持向上させるためにはどうしたらいいのか?
前頭葉のエネルギー源はブドウ糖と酸素で構成されるとのこと。
この両者を送り込めば、意志力は向上されます。いくつか、例が挙げられていたのですが、とくに注目したいのが、「姿勢」。
姿勢によって血流が変わり、姿勢が良いほど酸素が脳に送り込まれるということです。
仕事ができる人は姿勢が良いし、だらしない生活を送っている人は猫背が多い。これも意志力の違いなのかもしれません。
姿勢の次に呼吸の仕方も大事だそう。
鼻呼吸と口呼吸の場合で、脳内酸素の消費量が大きく変わることが研究で分かっているとのこと。
この結果を受け、速攻で私はねむるんを買いました。

 意志力を低下させるものは何か?

意志力を向上させると同時に、意志力をいかに使わずに生活をするかも重要です。来るべき決断の時に向けて、エネルギーを蓄えておくに越したことはありません。

筆者は言います。

  前頭葉 には、「 なに かを やる」「 なに かをやら ない」「 なに かを 望む」 という 選択 や 決断 を 担う 領域 が それぞれ あり ます。   そして、 その 1つ ひとつ の 領域 を 使っ た 選択 や 決断 の 際 に、 たとえ それ が どんな 小さな こと で あっ ても 脳 は 集中 力 を 使い、 ウィルパワー も 減っ て いく の です。   こうして 疲労 が 蓄積 さ れ て いく 様子 は、 筋肉 を 使っ た 単純 作業 に 似 て い ます。 私 たち は 重い もの を 何回 も、 何回 も 持ち上げ て いる と、 体 が 疲れ て き て 動か なく なり ます。   それ と 同じ よう に、 なに かに 没頭 し たり、 誘惑 に 抗っ たり、 将来 の 目標 や 明日 の 予定 を 考え たり する 度 に ウィルパワー は 消費 さ れ、 集中 力 が 発揮 でき ない 状態 に なっ て しまう の です。   これ を 回避 する のが「 習慣 化」 による ウィルパワー の 節約 です。

メンタリストDaiGo. 自分を操る超集中力 (Kindle の位置No.330-338). . Kindle 版.

 

ウィルパワー が 一定 以下 に なる と、 どう なる かと いう と、 この ジャム の 実験 で 明らか に なっ た よう に「 先 延ばし」 を し て しまう の です。   ところが、 何 か 決定 し なく ては いけ ない 細かい こと を、 頭 の 中 で「 やり かけ の まま」「 先 延ばし」 に し て おく と、 無意識 に 気 に し た 状態 が 続き ます。   これ を「 決定 疲れ」 と いい、 決定 を 放置 し、 後回し に し た 場合 に ウィルパワー が 消費 さ れる 現象 を 指し ます。 つまり 人 は、 行動 では なく「 意思 決定」 で 疲れる の です。

これ を「 決定 疲れ」 と いい、 決定 を 放置 し、 後回し に し た 場合 に ウィルパワー が 消費 さ れる 現象 を 指し ます。 つまり 人 は、 行動 では なく「 意思 決定」 で 疲れる の です。

メンタリストDaiGo. 自分を操る超集中力 (Kindle の位置No.359-361). . Kindle 版.

 「決定疲れ」とはまさに、私の経験を言語化した目から鱗の言葉でした。
とくに、「頭 の 中 で「 やり かけ の まま」「 先 延ばし」 に し て おく と、 無意識 に 気 に し た 状態 が 続き ます。
メールの返信や、期限はまだ先だけどやらなければならないことをそのままに放置しておくと、なにか他のモチベーションまで下がっているようなことがあります。
大部分を引用しましたが、私が学んだことは、意志力を省エネすることは可能であり、その方法は行動の伴った決断をスピーディーにおこなうということです。
行動という形で決断を可視化することで、意志力を最小限でタスクを消化できるともいえ変えることができるのではないでしょうか。

最後に

あと、意志力とは関係ないですが、目に留まった文章を最後に1つ。

人は目に見えないものについて、ついつい「無限にある」と思い込んでしまう。 

 この最たる例が時間だと思います。
時間を有効活用することで、成果が最大化されることは言うまでもありません。
では、時間をうまく味方につけるにはどうすればいいのか、意志力をうまく操り集中力を高めることではないのか?と思わせてくれた良書でした。