良い旅を

旅と珈琲、読書を偏愛する者。

日本がITとインターネットで世界を制せなかったことが思ってた以上にやばい件

 

中国、韓国の家電企業の台頭、勃興により日本の家電企業は駆逐された。圧倒的な技術がない限り、技術は真似される。そして、人件費が安い国に中心が移るのは歴史の教えだ。液晶テレビを代表とする日本製の家電は、100を101にするような改良を毎年繰り返してきた。成功体験を忘れることが出来ず、過去の成功をベースにしか製品開発しかできなくなってしまったのである。俗にいうイノベーションのジレンマというものだ。

イノベーションのジレンマ - Wikipedia
産業における歴史を知ることは非常に面白い。
多くの産業・文化において、欧米を始点として東から西へ中心が変遷していることがこの数百年の歴史である。
たとえば、以前の家電産業の中心は米国であった。そして、米国→日本→中国・韓国→東南アジアと、次々と移行している。自動車も同じように米国→日本→中国・韓国という流れを今たどっている。日本の自動車産業は現在最盛期を迎えており、歴史の教え通りになれば、今後アジアに現在の地位を譲ることになる。
万物流転の法則といえばいいのか、あらゆるものは入ってきては流れていく。
では、次日本に流れてくる基幹産業は何なのか?
現在米国で最盛期を迎えているものを考えれば答えは簡単だ。
IT産業・インターネット・医療産業だ。
蛇足だが、米国は変化に対応するのが非常に上手な国だと私は思う。
20年前の時価総額上位企業はは自動車機械産業だった。しかし、現在はgoogle,facebook,appleなどのIT企業が上位を占めている。
一方の日本は、同じ大企業が上位に居座り続けている。変化に乏しく、出る杭は打たれる文化が反映された結果になっていると思う。
話がそれたが、では次日本で最盛期を迎える産業が、歴史の教え通りIT・インターネット産業かと言えば、私の答えはNOだ。
理由は、ITとインターネットの性質が、東から西へと変遷する歴史を無にするからだ。これまで、低賃金な地域へ産業が移行してきた。しかし、インターネットという場所を問わずに仕事ができるツールによって、世界中のあらゆる場所から優秀な人材や低賃金労働者を集めることができるようになった。しかも、その労働力は一堂に会する必要もない。インターネットが産業の移り変わりの歴史を変えてしまったのかもしれない。
私には、日本からgooglefacebook代替となるインターネットプラットフォーム生まれるイメージがまったくできない。彼らは、他国に明け渡す必要のない半永続的な架空のインフラを作ることに成功したのだ。(これまでは家電も自動車産業も日本に譲ってくれたのに笑)今後続く人工知能、IoT事業もすべてインターネットを介するものである以上、そのプラットフォーム、インフラの多くは米国発の企業であることを踏まえると、日本企業はそのネットインフラのもとで動くハードの開発が精一杯だろう。

ちなみに、トヨタ時価総額は現在世界26位。最上位に位置するapple,google,facebook,twitterの従業員を全て足しあわせても数万人なのに対して、トヨタの従業員が30万人いることは非常に興味深い事実だ。個人の時代が訪れ、世界を制そうとしている企業の人は生産性が馬鹿高いことを示している。

先の未来からいまを振り返ると、

googleはすでに世界を変えたのかもしれない